全国のギフチョウ・その2

今回は関東・東海道エリアです。
この地域はいまとなれば希少地区であり壊滅的状況であること。
勿論、絶滅地域もあります。
太平洋側の個体は朱門と前翅が独特であり、
丸みを帯び、黒条帯も太くくびれた形をしています。


それでは見てみましょう、、、。




①山梨県南部町産
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富士川分府では身延が有名産地、全体的に黒い印象です。
静岡県との隣接地なので似た通ったかです。



②静岡県引佐町産
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上の山梨県産と似てますね。
尾状突起が短いのも特徴的です。
丸くダルマっぽい個体です。



③神奈川県藤野町産
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典型的な関東圏の個体です。
気持ち黄色が明るいでしょうか、、、
この山梨県・静岡県・神奈川県は同じ特徴です。
近年は放蝶され、いろいろな血統が混じり合っており、
「ゴミギフ」といわれる悲し状況のようですが、
一般の方は喜んで春を感じてるようです。



④東京都裏高尾町産
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ご存知の通り、1970年代に開発と共に絶滅した地域です。
「朱門の薄さ」「丸身を帯びる前翅」は関東特有の特徴。
数年前、青山通りにギフチョウが舞っていたなんて話がありましたが、
おそらく飼育していた個体が逃げ出したのでしょう、
人目をはばからず、都会のど真ん中で網を振り、
やっと採集できたそうです。
そのギフのラベルは「東京都港区〜」が付いた⁈




⑤愛知県瀬戸市産
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このあたりから、黒条帯が力強くなります。
後翅外縁のブルーも薄くなり、小型になる傾向です。



⑥三重県名張市産
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次に紹介する和歌山県産と同じく
黒条帯が太くくびれを持った個体です。
現在も生息しているのでしょうか?



⑦和歌山県龍門山産
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和歌山県のギフチョウといえば「龍門山」
1980年代の標本です。
この年から絶望的状況に陥り、♂が極端に減り、
発生している♀は未交尾ばかりとの事。
この♀も未交尾でした。
前翅がメガネ型、後翅は黒いくびれといった紀伊半島特有の個体です。
今では和歌山県の絶滅種ですが、何故滅んでしまったのでしょうか?


今回の「全国のギフチョウ・その2」は希少な地域の紹介でした。
すべて採集品であり、特色ある個体を選びました。
昔からのギフチョウファンは懐かしかったのではないでしょうか?

次回は関西方面のギフチョウを紹介致します。



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Commented by kurotubamesijimi at 2018-01-28 20:53
ギフチョウの違いが分かってみたくて、色々捕ってみたのですが、やっぱりわからないです。
さすがに愛知県のギフチョウと長野県の真ん中あたりのギフチョウ並べてみたら、明らかに黒いvs黄色いだったのでわかりやすかったのですがその程度…
わかるようになるにはたくさん捕らないといけないだろうけど、
ギフチョウのいるところに時期に行くと、ギフチョウファンが溢れていて変な人に会う確率が上がることと、
保護の対象としてわかりやすいためか規制されてないところでも「捕るな!」とうるさい人に出くわす確率が高いので、やる気が出なくなってしまいました。
Commented by usaginoshippo1228 at 2018-01-29 22:52
kurotubamesijimiさん、こんばんは。
寒い季節から待ちに待って、ようやくギフチョウと出会えますが、あっちこっちの場所で採集禁止。禁止でなくとも、おっしゃる通り「捕るな」と言う正義の味方的な人は、頭の上で自分が正しい=権力があるみたいに言ってきます。
確かにギフチョウやチョウアカなどの採集者には、ドン引きするほどの採集僻を持ってる方がいて、そこまでして獲るのか⁈といった人に出くわしますので、採集禁止になるのも仕方ないかなと思っています。
by usaginoshippo1228 | 2018-01-25 15:06 | ギフチョウ | Comments(2)

蝶を主としたブログですが、いちばん綺麗な発生初期の個体のみを採集しています。


by usaginoshippo1228
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