チョウの油染み除去方法

オオゴマシジミとゴマシジミ、ムモンアカシジミの季節です。
さて、今日は「油染抜き」の方法について書きます。
今更ですが、なかなか詳しく書いてあるのはないので、
ちょっと詳しく書いてみますね。

まずはアセトンの購入です。
最近はホームセンターでも売っていますので有難いです。
500mlで980円程度です。
安くはないですが仕方ありません。
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開封後は一気に蒸発するので、パッキンはしっかり閉めて保管してください。

このアセトン、液体というか溶液なので
手に触れるとスースーします。
必ず手洗いしてくださいね。

今回は軟化展翅を終えたキベリタテハです。
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↑油でギトギトです。


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↑適当なプラスチックカップ、若しくはガラスやアルミ箱を用意し
アセトンを注ぎ溜めます。
そのなかに油染たチョウを入れますが、
ここで先ず注意1があります。
アセトンは油を溶かす性質があるので、
補修ボンドで腹や触角を止めてあるは分離されます。
それと、昆虫針でナイロンヘッドを使用されてると、
ヘッド部分は必ずアセトン溶液に浸からないようにしてください。
浸かってしまうとヘッドが取れてしまいます。
(志賀昆虫製昆虫針はそのままドブ漬けで大丈夫です。)

上記の写真は蝶研製ナイロンヘッドなので、
昆虫針の頭だけを浸からないようにしています。


注意2
漬けてる時間ですが、5分程度十分です。
それ以上漬けるとキベリの黄色縁が白縁になってしまう事があります。



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↑写真でわかりずらいですが、
溶液に漬けてから上げると、水で濡れた様になります。
失敗ではないので次の乾燥に進みます。


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↑ 風呂場で乾燥させてます。
ドライヤーの「弱 冷風」で静かに風を当てて
アセトンを飛ばします。

注意3
裏面から風を当てるようにしましょう。
裏面からでも十分乾燥できます。
アセトンは溶液とはいえ、液体なので若干軟化されます。
表から風を当てると翅が落ちてしまうので、
裏面から風を当てるようにします。

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↑表を乾燥させる場合は、この様に風を向ければ
翅が落ちないようになります。

数分乾燥させるとキベリの縁や
青い星点も綺麗に蘇ります。
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↑ 染抜き完成
綺麗に戻りました。


油が出やすい種類としては、タテハ類やゴマシジミ系、ヤマキチョウ系が出やすく、
標本箱でガッカリしてしまいますが、
是非この方法でチャレンジしてみてください。
油が抜けて色が戻ると、採集時の記憶も蘇ります。

種類によって気をつけたいのは
漬ける時間です。
こればっかりは経験です。
ヤマキチョウ系は長すぎると、溶液がライムイエローになってしまい、
ヤマキチョウに黄色が抜けてしまいます。

甲虫はもっと長い時間浸けておく必要があるようです。

せっかく採集したチョウ達を大切に、、、、。




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# by usaginoshippo1228 | 2017-07-19 21:47 | 油抜き | Comments(0)

今日は早朝からコヒョウモンモドキのポイントへ。
先週見つけたポイントへ、どうしても写真撮影に納めたく出掛けました。
8:30ポイントへ着くと、早速ヒョウモンチョウのお出迎えです。
このチョウは多く飛翔してましたが、コヒョウモンがなかないません。
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↑ヒョウモンチョウ♂
まだまだ沢山飛んでましたが、、。

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↑晴れていましたが突然ガスが発生。それでも蒸し暑い。
あちこちで飛翔していたヒョウモンチョウ達が
あっという間にいなくなりました。

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↑草むらを歩いていたら第一号モドキ君に出会えました。

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↑お次は♀モドキです。
ちょっと色褪せ感が否めませんが、黒化系の♀も飛翔してました。
いかんせんタブレットでの撮影なのでしんどいです。

ちゃんとしたカメラで納めたいですが、
所持してるのはニコンF3とF4‼️
フィルムなのだーーー‼️
昨今、またフィルムが見直されていますが、ブログには使えんな〜〜。

採集もしますが、写真がもっとも美しい姿を残せるので、
これからはカメラでの生態も観察し、残していきたいと思います。

小さい命、小さい種族をこれからも後世に残していかなければなりませんね。
このポイントもスキー場開拓後の地です。
昭和の開発でハゲ山と化したハズでなのですが、
当時はまだ他にも自然が残り、その種(植物・昆虫・動物)が
開拓後の地に伸び、再び根付くことができたのでしょう。
それが自然の回復力です。

しかし、現代は温暖化やゲリラ豪雨などの異常気象で、
開拓後の自然が再び復興する力がなくなっています。
それゆえ種の滅亡に歯止めがかからなくなっている。
そんな思いを受けます。





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# by usaginoshippo1228 | 2017-07-15 21:22 | コヒョウモンモドキ | Comments(0)

7月は草原性のチョウの発生でもあり、採集計画が一段と多忙となり、
週末は楽しさ倍増‼️
今回はヒョウモンチョウです。
すみませんが撮影なしの文章のみとなります。

今回、霧ヶ峰高原でヒョウモンチョウが多数発生していました。
ウラジャノメもカンピンです。
ヒョウモンチョウの後にコヒョウモンが発生しますが、
その他コヒョウモンモドキは見逃せない一種であります。
しかし、ここ霧ヶ峰でも昨今壊滅状態です。
山が荒れてるのでしょう、高山花は少なくススキばかり目につきます。

ギンボシヒョウモンは今年はふつうに見られので良かったです。
このチョウ、まったく見ない年がありますが今年はいいですね。

霧ヶ峰に見切りをつけて、地図で調べた某高原に行く事にしましたが、
半信半疑の初めての高原、どういう感じか…不安でした。
しかし、到着早々ヒョウモンの一種がお出迎え。
あまりに数が多かった為、ウラギンヒョウモンだろうと思って調べたら
高原性のギンボシヒョウモンでした!

そのポイントはよく見るとススキがなく、高原の小さい花畑で
ヒョウモンやギンボシが霧ヶ峰の倍以上乱舞していました。
これに紛れてコヒョウモンモドキも存在。
ここの高原の雰囲気はすごく良く、嬉しかった。
この様な高原はほんとに無くなりましたね。

また今週末に行ってみます。



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# by usaginoshippo1228 | 2017-07-10 23:05 | ギンボシヒョウモン | Comments(1)



土曜日とあってセンターは賑やかでした。
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↑今年はオオムラサキ国蝶60周年だそうです。


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↑入館証代わりのステッカーです。


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↑オオムラサキコーナーです。

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↑国蝶に決定した流れです。

続きまして、、、、、
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↑オオムラサキ異常型の標本もありました。


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↑異常型の代表格モルフォオオムラサキです。
大変きれいです。

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↑最初は異常型だとは気が付きませんでした。
昆虫界では稀にある雌雄モザイク異常型。
傷があるので採集品かと思いきや飼育品でした。
残念ながら展翅がイマイチです。




ほかにもゲンゴウ展も開催されていました。
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専門ではないのでパネルだけ掲載します。
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↑ノーマルゲンゴウです。
しっぽが小学生時代でもレア扱いでした。


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↑クロゲンゴウ
ガムシみたいですね〜。

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↑トビイロゲンゴウ



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↑コガタノゲンゴウ
復活傾向か⁉︎ それでもゲンゴウは少ないです。


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↑ヒメフチトリゲンゴウ
綺麗なゲンゴウです。

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↑フチトリゲンゴウ
結構大型のゲンゴウなんですね。
種の保存種


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↑ゲンゴウモドキ
モドキ類は少なくなってきてる⁈


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↑シャープゲンゴウモドキ
レア中のレアゲンゴウ。
ゲンゴウ界では幻の種か⁉︎


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↑マルコガタノゲンゴウ
これも保存種です。


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↑蝶に戻りまして、ヒョウモンモドキです。
6月初旬の一週間程度しか見ることができないチョウです。
何処かでひっそり生き続けていることを祈ります。


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↑いよいよオオムラサキとご対面です。


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↑おじさんの脚に♂♀がくっついて離れませんでした。


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↑カンピンの個体が多かったです。
今年はオオムラサキも遅れています。

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↑♀もカンピン!黄色い波紋の個体が多かったです。

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↑外は30度超え‼️オオムラサキもさすが暑いです。

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↑サナギはまだ多く、これから続々と羽化が始まる様です。



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# by usaginoshippo1228 | 2017-07-10 21:40 | オオムラサキ | Comments(0)

オオムラサキ山梨県遠征

毎年楽しみにしている聖地山梨遠征!
天候にも恵まれ、期待して行ってみました。
いつもの毎年のポイント、明野町小笠原に行ってみる。
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↑朝7時に到着。
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↑ここで昨年クロヒカゲモドキを採集しました。
交通事故的なものなので、サラッと流して終了。

さて、伐採ポイントへ。
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↑オオムラサキのポイントです。


徐々にオオムラサキの飛翔が見られ、胸弾む瞬間。
相変わらず多くの個体が上空を滑空する。
いつになってもオオムラサキの飛翔は貫禄があり、
さすが国蝶である。
ギフチョウの可憐さとはちがい、力強さがある。


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↑昨年はこのポイントでトラップで約100頭は見られたポイントで
トラップを掛けて待機。

しかし、、今年はまったく降りてこない。


原因はパイナップル焼酎漬けがアルコール分が抜けてしまったことと、
いかんせん高気温で雨が降らないので、活性もない状態。
これではどうにもオオムラサキが集まらない。

昨年は雨上がりの好天で一気に蒸して、トラップに次々に飛来してきましたが、
今年はダメダメです〜〜〜(;_;)

せっかくなのでしばらく周辺を探索しました。
先ずはウラナミアカシジミでした。
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↑これは♀
抱卵状態なのでリリース。


その次は、、なんと‼️
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鹿角でした‼️
自然界では初めて出会いました。
釣竿のグリップやネットの素材に使われる素材です。
思ってた以上に重いです。
思いがけない、良いマティリアルが手に入りました。


その後オオムラサキ♀採集しましたが、
これも抱卵したお腹だったのでリリースしました。

カンピンの♂が採れない、、、(*´Д`*)


と、思い出したのが、オオムラサキ国蝶60周年記念‼️
日野春のオオムラサキセンターに行く事にしました。
続く、、、、、。






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# by usaginoshippo1228 | 2017-07-10 01:52 | オオムラサキ | Comments(0)